越前

そーゆう生き方してたらたくさん敵を作るよ
なんて、今まで何度も言われてるけど。

その敵ってやつは、ひとりでも俺に勝てるわけ？


越前リョーマはこれくらいでいてほしい。生意気生意気と言われるけれど、むかつく言動はわざと。中身も温厚な性格では決してないと思いますが、実力があり、尚且つ更に上を目指すからこその鋭さ。おちょくった相手が見せる反応で、ああこいつはなかなか強いな楽しそうだな、いう判別を行う。実力のある相手は越前が俺強いよ負かすよといくら煽っても煽られない、自分が強いのもわかっているし負けるつもりもないからです。いくらイキッてもじゃあやってみなよ君だって分からないのでしょフフン、て自己至上でむしろ小虫が鳴いてるねくらいでいる中学生です。感情を逆撫でされて苛立つ人達は苛立ってる時点で負けを認めているのも同然、負けた気に既にさせられてしまっているから逆上してしまう。なぜ負けた気になってしまうかというと、無意識にでも意識的にでも自分が弱いのを知っているから。勝利より敗北のイメージが強い。＝弱い。
そういう審判で越前は最初から喧嘩をふっかけているのではないでしょうか…。
なんだかんだ越前が青学を大好きなのは、入った時からレギュラーメンバーみんなの反応が彼の強さを認めた上で「可愛い子が背伸びしてるね」だったからじゃないのかな。むかつくなあこいつ、って反応を出した乾と海堂は一番最初に越前に試合でも負けているし、すごい向上心と自信のある子は負かされたり言い返されたらむしろ快感がある。あ、自分の背より高い踏み台がある。すごいな、ゾクゾク、ていう。手塚も幸村も南次郎も安く買った踏み台だと思っていて、でも今は自分より強いから言わない。
俺は上に行くよ、は、滅多に自分の心象を表に出さない越前にとって珍しい台詞でもあるのかな。普段から思っていても挑発でないと使わないあたり格好いいですよね。そんな越前は去年までまさかの小学生です。13歳の誕生日、ハッピーバースデー！

調べたら目玉おやじもイブ生まれだそうです。かわいい。